2 posts tagged “河野武”
手元に届きました。河野さんあざーす。
内輪になってしまうのであまりレビューはしたくないのですが、ぶっちゃけた内容で面白いですよ。夜道には気をつけてほしいと思いますハイ。ブラジリアン柔術を習いましょう。
P56で、このブログのURLを載せてもらっているので、関連する記事について、まとめておこうと。多分本を読んで、このエントリを読んでまた本に戻るとより深く理解できるのではないかと。
俺は以前河野さんが主催していたWOM勉強会に参加してました。10回中7回出席、出席する時は全てプレゼンも行ってました。ネタがなくてもとにかく考えぬいて用意した。クオリティとして低くても他人に何かの種を与える、ということを考えて。実は1つお蔵入りになったネタもある。どこかで発表する機会があるのかないのか。当時としては画期的な、ストリーミングによって発表ネタをリアルタイムで流すという試みもあり、カメラの向こうにいる誰かの存在にビビりつつも、度胸というか太い神経ができた気がします。いい経験でした。
自分は広告代理店ではなく、また制作会社でもないです。どちらかといえばクチコミが利用できるなら利用したい側。そのために発注側としてバイラルマーケティングとはなんなのかを考えていました。当時、どのバイラルマーケサービスの話を聞いてもなんか納得できず、ズレた感をずっと持ち続けていました。自分だけが理解していなかったり、誤解していることもあるので。
そんな中で、公正なバイラルマーケティングを育むにはこういう風にしたらいいんじゃないのか、とかクチコミの起こる仕組みとは何かについて発表していました。データは全てwomma.jpにあります。
そして、今回書籍で紹介してもらったエントリの内容について、書籍の補足資料として説明をしたいと思います。ここまで長かった。
実は、ポインタしてもらっているURLは間違っていて、本来はこちら。
Buzzの質と成果の関連性
資料はこちら(pdfです)
ここでの議題は、「クチコミが起こる条件とは?」で、いくつかのケースから、クチコミ発生およびクチコミレベルの大きさは3つのプレーヤーの距離によって変化するのでは?という仮説を提唱しています。
河野さんが書いている「遠い」「近い」という言葉はここから出ています。
自分は、クチコミの効果は認めてるし、うまく活用できるなら活用するべきだと思っているけど、いわゆるCGMによるクチコミ効果には疑問を持っていました。
過去のブログクチコミ事例を見ても、効果にブレがあると感じてます。
例えば
・ネットワークウォークマン 女の子ブログが3日で炎上したけど、売れてる (炎上したら売れないはずなのに!クチコミの影響はなかったと考えてよいのでは)
・外山恒一は泡沫候補の中でトリプルスコアをつけた。知名度でみればドクター中松、桜金蔵には及ばないはずなのに。(クチコミの影響はあったと考えてよいのでは)
都知事選のクチコミ検証についても発表しています。くわしくはこちらの資料をどうぞ(pdfです)
youtubeが外山恒一の映像を削除する前日に各候補の映像投稿数を集計したデータのエクセルシートはこちら。
・元祖CGMと言ってもよい2ちゃんねるではパナソニック製品がめちゃめちゃ叩かれてるけど、やはり日本一のメーカーとしてすっごい売れてるよね(和蓮和尚のコメント) (炎上しているのに売れてる クチコミの影響に疑問が出る結果では???)
・2007年5月16日のEnadget発 アップルゲート事件。Engadgetの誤報によりアップルの株価が急落した。訂正記事を出したことで株価は回復したのだけど、実際には売ってしまった人もいて、損害は甚大 (クチコミの影響が明確にあったというケースですよね)
この4つを見るだけでも、クチコミの影響力はデカイのか無いのかさっぱりわかりません。余談ですがデジハリに「クチコミでマーケティングを」とプラン持ってくる代理店は容赦なくたたくようになった。こっちが馬鹿ばかりだとでも思ってるのか。もっと頭使ってから来いこのやろう。
閑話休題
なので、一概に「ブログ、CGM使ってクチコミが起こる」なんて言わない方がいいんですよ。これだけ真逆な結果が出てるのだから。なんならもっと検証してもいい。ケースが貯まるたびに、自分の言ってることの正しさが証明されるはず。
違うな。「クチコミ」が露出量を示すのならCGMによって「クチコミ」は増える。けど、「クチコミが増えたこと」が、営業効果とは結びつかないよ、という方が正しいね。
そもそもクチコミはマーケティング施策として、必死こいて起こそうとしているのだから、そこまでは関与してないよ、とは言えないですよね。
ただし、「BUZZによる影響があるケースも確かに存在する」ということも言えると。ENGADGETの事件に限らず、これはあちこちで証明できる。
ということは、正しい認識は「クチコミが実際に影響を及ぼすケースと及ぼさないケースの両方がある」ということ。
じゃあクチコミが起こる条件ってなんだろう?ということを考えてみた。
クチコミを検証する時のプレーヤーは3種類。
クライアント(クチコミ対象)
インフルエンサー(クチコム人)
ターゲットユーザー(クチコミの影響を受ける人)
この3者は三角形の絵で示すと
こうなる。
この三角形の辺の長さをそれぞれのプレーヤー同士の親和度と考えてほしいのですが、この距離が短ければ短いほど、クチコミが実際の行動に影響するのではないかと。
親和度が高い=辺の距離が短い=近い
親和度が低い=辺の距離が長い=遠い
と表します。
ブログ、CGMにおいて、クチコミが実際の売上なり業績の類に影響を及ぼすときは、この三辺のうち、どこかが短い=近いということが成り立つのではないかと思っています。
2つだけ分析。
1.ネットワークウォークマンのケース
クチコミ対象vsクチコム人
ウォークマンと日記の女の子=遠い
SONYというメーカーとその商品を使う1ユーザーという関係しかない。
クチコム人vsクチコミの影響を受ける人
日記の女の子と購買者=遠い
始まったブログで信頼性がない。まず炎上前にブログの存在を知らなかった。
クチコミの影響を受ける人vsクチコミ対象
購買者とSONY=遠い
iPodなど魅力ある商品が乱立する中での選択肢のひとつでしかないから
2.外山恒一のケース
クチコミ対象vsクチコム人
外山恒一と多くのブロガー=遠い
まず知らないし。
クチコム人vsクチコミの影響を受ける人
ブロガーと投票者=近い
投票者自身であったり、友達のブログで存在を知ったり。
クチコミの影響を受ける人vsクチコミ対象
投票者と外山恒一=遠い
普段の生活においてなんの関連もないから。
外山恒一の場合、クチコム人vsクチコミの影響を受ける人の距離は近く、その場合、バズが起きる。ENGADGETの場合はさらに顕著で、アップルの株主は対象にも近く、またENGADGETにも近い。そうなると、ENGADGETの発信する情報に敏感に影響が出る。
このプレゼンの結論は、その3者の距離に注目して、
・クチコミがそもそも起きるか起きないか
・もしある商品、サービスのクチコミを起こすとして、誰に頼まなければいけないか。
・誰がそのサービスのクチコミを起こせる人なのか
それがわかるよね、と言いたかったんだけど、gdgdな結論で結んでしまった。後悔してるけど、本当に言いたかったのはそこです。
つまり、
・CGM発のエントリが万能ではないよ
・なんでもクチコメるブロガーは存在しない
・ネットにエントリがあふれることと、BUZZってることは別だよね
というのが持論。
例を挙げて悪いけど、この間のNHK中国語の件は、クチコミによる視聴者数増加を起こさないケースだと思う。3者が遠いから。
商品が悪いわけでもなく、学習がクチコミになりにくいわけでもない。WOMCOMが悪いわけでもなく、ブロガーイベントの設計が
集まったブロガーはNHKと遠く、ブロガーとNHKの番組視聴者は遠い。NHKと番組視聴者は近いのだろうけど、大半の視聴者はネット度が低いと思う。
効果がないかというと決してそういうわけではなく、ダブルクリックと同じような、露出増による広告投資効果はある。だから少しは増えると思います。ローラチャン萌えエントリばかりだったので、一度は見てみようという人もいるでしょう。
おまけだけど、河野さんがポイントしていた
クチコミマーケティングの信頼度を計る新指標について
こっちも面白い内容だと思うので折を見て説明をしてみたいと思います。
本当にBUZZってるのかただのエントリにすぎないのか、判別する方法あるんじゃないの?という話。ちゃんちゃん。
いんや忙しかった。
初めてのマネジメント研修2日間。考え方も色々あるもんだ。自分を振り返って反省することもあり、思っていたよりためになった。
木曜日は初めてのCSSNite、しかもゲスト。アットホームな感じで、テッキーなセミナーというよりは鷹野さんのファンが暖かく支えるWeb系イベントというイメージ。
多くの人に支持されるって大事なことだし、やろうとしてもなかなか出来ることじゃない。
2次会も含めてよい感じのイベント。負けずに頑張ろう。
直前まで爆発した火薬庫の鎮火にあたっていたけど、何とか消火。もーうおっそろしいわ!わかってたし、まぁ今よりよくなるからいいんだけど。
CSSNiteの当日レポートはこちら。
金曜日もバタバタしつつ、土曜日イベントの打ち合わせ。1時間も遅れてすみません。
当日面白かったと思うんだけど、思うんですけど!その舞台裏はなかなか大変だったのよ。
んで土曜日はWebSig24/7のイベント。
第12回WebSig会議「デザインは世界を変えられるか - シリコンバレー最新事情からソーシャル・クリエイティブまで -」
と称して、CSR系の話題を中心に。
いくつかのコメントで判明したけど、やはりプレゼンターにお任せの部分を作ると、最初のタイトル内容とずれる部分があるね。ごめんなさい高山さん。
一部は兼松さんの旅行記を兼ねて、海外でクリエイターが行っているNPOの最新レポート、それに100万人のキャンドルナイトの玉利さんとGreenz.jpの山田さんによる活動紹介。
なんかどの人も顔が輝いているというか、さらっとしていてスマート。いい人生送っているのだなぁと感じる。収入とか肩書きとか、そういうのと別のレイヤーで自分の可能性を伸ばしているというか。仕事と好きなことが一致していることも大事な要素。
第二部はグループワーク。
今回休み時間に神が降りてきたおかげですっげー自信あったのに、玉利さんの反応はつれない!会場は大うけだったのに!わかってないよ!
悔しいので、俺の発案したアイディアを書いておこう。ビジネスマンを対象としたなんかのリアルイベントには仕えるアイディアだと思う。
名づけて「ソーシャルToDoWidget」
イベントの参加希望者は申し込みと同時にWidgetをDLする。そのWidgetはToDo管理ツールになっていて、自分の行わなければいけないToDoを書き留めておくことができる。
ToDoは親子構造にすることも出来る。
とすることが出来る、みたいな。プロジェクトA
└タスク1
└タスク2
└タスク3
プロジェクトB
└タスク1
└タスク2
└タスク3
Widgetで管理されたToDoは、特定のサイトで全ユーザーのタスク数が集計され、合計が一覧できる。またそのサイトでは、イベントまでの残り時間がカウントダウン表示されている。
イベントに参加するユーザーは、当然タスクを片付けなくてはいけないので、必死こいて片付けるわけで、タスクが片付くと合計数が一個減る。新しいタスクが増えれば合計数は増える。
カウントダウンに合わせて、タスク数は増減しながらゼロに向かう。
どこの誰がタスクを多く溜め込んでいるかわからないけど、同じイベントに参加する者として、ゼロに向かってタスク消化を頑張る。
まぁあえなく気に入ってもらえなかったわけで。また別で使うからいいさ。
八雲君の名プレゼンもあり、なんか満足感。アイディアなら負けない気がする。いや嘘です言い過ぎました。
2次会ではkara_dさんと知らないプログラマーと未来形の話。3次会で中野さんと一緒にいたら「珍しい」と言われまくる。そんなことないってば!仲良いってば!元上司なんだから!大勢の前で真面目に話をするのが恥ずかしいだけ!嘘です。いつでもガチトークです。結局朝まで飲んで帰る。財布の中が空っぽになったのは内緒だ。
月曜日は河野さんがネクサスアドバンスセミナーに登場。
こちらグループワークも含めすげー面白かった。結構みんな食らいついてきてくれるのがうれしい。
グループワークは今後もずっと続けていくので、楽しかった人は今後も是非来て欲しいな。
次々回からタダになるので。
最後にCSRが個人に落ちてきた時に起きうる出来事について。
過去にエコアナーキズムマンセーな時期もあって、その時に過激な自己変革は色々やったのだけど、自分のような行動を取らない他人に対する侮蔑(そこまではいかなくても軽視)のような意識が浮かんでくる。特に真面目なNewbee(新入り)ほどその傾向が強い。
例えばマイ箸を持ち歩かない人に対する感情、VEGANがOvo Lacto VEGETARIANに対する感情、Ovo Lacto VEGETARIANがFish Vegetarianに対する感情、密造酒を作る人がキリンラガーを愛飲する人に抱く感情、自分が実践者になった時に非実践者に対する感情は醜さを増す。
自分たちは無意識にヒエラルキーの力を借りる。どんなステージにいても。
環境保全というものを究極に突き詰めるとHardLinerなライフスタイルに行き着く。その時に自分の心のあり方がどのような状態か。自分を魔物と認識して生きるのは結構しんどいこと。そしてあまり見たくない出来事。