3 posts tagged “レビュー”
私の自宅とゼロベースの会社からほど近いバー「チェリー」が生んだ縁で献本いただきました。
石橋さんありがとうございます。
2004年創業、今や日本の37signalsとの異名をとるようになったゼロベースの石橋氏がつづったブログの
記事をまとめた書籍。
交差点で出会った悪魔に魂を売ったことから始まったサクセスストーリーから、止まらない人材の流出を食い止めるための画期的な勤務体制の話、「アイディアは7時間、開発は5分」メソッドの紹介、尊敬する黒柳徹子への愛など、ぶっちゃけすぎなくらいぶっちゃけてる。軽妙でウィットに富んだ文体のせいか、流しそうめんのようにするすると読める、2時間あっという間。これでこの値段でよいのだろうか。オススメ。
編注
はい、エイプリルフール用のネタでした。ゼロベース石橋さんとは、橋本さん主催の飲み会で一度お話ししたくらいです。特に打ち合わせもなく勝手にやりました。ネタにネタとして乗っかりマッシュアップ。お目汚し。
珍しく書籍レビュー。
yonda?とかガスパッチョのコピーなどで有名なコピーライター谷山さんによる、よいコピーを作る時のベースとなる考えを紹介した本。語り口調でさらっとしているので2時間もあれば読み切れる。
自分がクリエイター魂としてゼミ生に紹介していた考えを、さらにシンプルな言葉で、自分よりもはるかにわかりやすく説明。本当にかなわないね。
クライアントの置かれている状況、ターゲットとの関係をどうしたいのか、コンテクストを踏まえた上で、どれだけシンプルに言い切れるのか。自分が実践していたことで「そうそうこれ大事」と思うところもあったけど、全体的にさすが、という意識の高さ。
多分この人にWebデザインやらせてもすごいものが出来上がるはず。極意をつかんだ人は応用できる。理は共通しているんだ。
糸井重里さんにしても谷山さんにしても、なんかスマートなんだよね。重々しくならない。生き方が(あったことないから想像だけど)重くないんだろうね。自分が作るコピーはちょっと重い。
コピーを書かない人でも、クリエイティブという領域に関係しているのであれば、きっと得られるものは大きいはず。
オススメ。
音楽レビューもやってみようかと。レビューというよりは、自分の持っている知恵なり知識なりを公開しないままなのはもったいないと思ったから。オンライン上に自分の分身を作るような気持ち。
一応あさましリンクも貼ってます。どれくらいの効果が上がるのか試してみたいし。ただし自分が愛した音楽以外はやらない。思い入れのない音楽は紹介しても意味がない。正直時代が古いですが、今は後ろ向きに音楽を聴いてますので。
The VanPelt - Stealing From Our Favorite Thieves
90年代初頭の東海岸、NYHCをはじめとしたハードコアミュージックのマッチョ化に対してのカウンターミュージックとも呼べるべきムーブメントがあった。
BORN AGAINSTをはじめとした、「クラスで決してヒーローではなく、ハイスクールの人気者のスポーツエリート主義に関心を持たず、頭だけはいいいじめられっ子兼もやしっ子(友人談)」がパンクロックと出会ってしまったが故に生まれた、原理主義ハードコア。その過激な音に反した草の根的ネットワークから、音の寛容性が生まれ、理念を同じくしながらも音楽性のバリエーションを持った90年代エモーショナルハードコアのひとつ。
クリス・レオが前にやっていたバンドNATIVE NOD(ギターのジャスティンは一時期日本にも住んでてWe Acidiatesを組んでたりしてた)が解散し、一時期BORN AGAINSTでもドラムを叩いていたジョン・ヒルツ、クリス・レオの彼女であり、後にLAPSE、BRONDE RED HEADを経てENONでキュートに歌っているTOKO YASUDAをベースに迎えて結成されたカレッジバンド。
湿ったギターの音に乗る、少し勇ましつつも泣き泣きのメロディ、語り系とでも呼ぶべき字余りポエムがそこに絡む。このアルバムを聞くたびに、切ない映画を見ているような気持ちになる。1曲目のHis Steppe Is My Prarieとか4曲目Magic Fantasy、8曲目It's New To Meは今でも琴線を揺さぶる名曲。
2ndアルバムのSultansOfSentimentもいいのだけど、垢抜けなく青臭い1stの方が自分は好き。
どんなのか聞いてみたい人はこちら。オフィのサンプルmp3へのリンクです。
His_Saxophone_Is_My_Guitar
Magic Fantasy (We Are Provincial) ![]()
It's New To Me ![]()
彼らをはじめとした東海岸の一派はドラマージョンヒルツの家、通称ヒルツハウスで週末に演奏していた。今ジョンは当時の経験を活かしてサウンドエンジニアとして地元のバンドの活動をサポートしている。素晴らしい人生。
予断ですが当時ASSFORTがツアーに行った時にNJでケアしてくれたのがTOKOさんなんだとか。草の根ネットワークはインターネットよりも先に、確かにリアルに存在していた。当時のハードコアムーブメントに関与していたからこそ、オープンソースムーブメントやインターネットの共産主義的な教条にも共鳴できる。そんな当たり前なことを思い出した。
下の映像はドイツ人がカバーしている映像。1stの曲が聞けるものはこれしかなかった。。。
他に見つけたらまた貼ります。