JAGAT,WebSigセミナー2連戦
この週にあったことをまとめて。
JAGATの開催したセミナーに参加してきました。
<a href="http://www.jagat.or.jp/story_memo_view.asp?StoryID=10176 target=">受け取る側の立場に立った「情報デザイン」とは?
クロスメディア制作に求められる情報配信のアプローチとノウハウ</a>
ここは印刷関連の団体でありながら、Web関連でもなかなか良いセミナーを開催していて、今回のテーマも非常に楽しみだった。
セミナーは3人のパネリストによるトークだったが、都合により高山さんのセミナーしか聞けなかった。残りは<a href="http://www.technorati.jp/search/JAGAT?language=ja target=">Blogosphereで探ろう</a>と思ったら一件だけか。おっとテクノラティがリニューアルしてますね。なかなかよさげ。
高山さんは本来マニュアルなどの情報設計を行っている有限会社文書情報設計の社長で、何度もトークを聞いてます。今回のトークも基本的な路線は今までに出たセミナーと一緒。
ただし、前回(2年位前?これもJAGATのセミナーだった)の時とは、ブログの普及による情報過多時代に、どのようにユーザーが情報を探し、また発信者は自分の情報を見つけてもらうか、ファインダビリティという概念の重要性が大きくなっている時代背景が異なってきているので、その点でどのように変わってきているのか、もしくは変わっていないのか、そのあたりを高山さんがどのように考えているのか聞きたくもあった。
高山さんの話は無印良品での体験から導いた、情報設計の概念についての説明から、簡潔な言葉に集約させていた。
--情報設計とは受ける側の視点で情報を構築する一連のプロセス--
ここは、時代がどう変わろうと変わらない部分ですね。
以下高山さんのプレゼンで重要だった部分を抽出
・情報が探せない、見つからない。最終表現へ導くプロセスをいかに考えるか
これらは意匠で解決しない問題
・ISO13407 人間中心の設計プロセスの国際規格がある
http://www.hcdnet.org
・情報設計に必要な2つの視点
論理思考と生活者、利用者としての実感の裏打ちされた情報設計
※設計者が利用者としての視点を100%活かすには、個人プレーのみでは限界がある気がする。自分の作るものに甘くなりがちではない?たとえリリース前でもPDCAサイクルは必要。
・情報設計に必要なのは言葉を駆使することよりもプロセスの習得
・最終的な目標をきちんと定める
そのために必要な提供する価値/情報を考え、なおかつ他のコミュニケーションチャンネルとの役割分担を考える、
⇒クロスメディア展開の場合は特に重要
・ユーザーにとっての利益はなにか?
目的をブレイクダウンしてゴール設定を行う
対象ユーザーとそのコンテクストを定義する
MustとWant、Dreamを分けようではないか
Must=絶対に実現しなくてはならない必須要件
Want=可能であれば実現したい要求
Dream=こういう風になれば一番いいのに!という願望
・QCD
ビジネスゴールと別にユーザーゴールもある。自分の都合とお客の都合は違うもの
それらを達成するための指標(数値で出せればいいが、品質に関しては数値化しづらい)PVなのか、滞在時間なのか?
・対象ユーザー
全てに応えることは不可能
ペルソナ⇒サイト内でユーザーを想定する
ペルソナは万能ではない
作者によっていくらでもよいように解釈されてしまう
・コンテクストとは
ユーザーが情報と接する文脈
ユーザーを決めれば万事解決?否
同じユーザーであっても利用するシーンによって同期が異なる
例として
乗り換え案内サイトを利用した時に、
家でゆったりアクセスする時と
急いでいる時にとにかく早く結果が欲しいとき
では使い方が違う
また同じ情報でもデバイスごとに使う情報が違う。求められる構成が違う
ただし、モバイル用とPC用と別にフォーマットを用意するのではコンテンツマネジメントではない。
・必要な情報を用意する
ユーザーはどのような構成で情報を入手したいのか?
※それらはこちらの都合、こちらの提供する情報構造とは別
情報設計は既存の情報を分類することではない
必要な情報の枠組みを構築する
※必要な情報があればそれを作る、必要な構造を考えて提供する
マジカ
業務分析カード
http://www.starlogic.jp/MAGICA/
これを使うことってユースケースの分析にもなるよ
・分類する
グルーピングが一番わかりやすい例
情報に秩序を与えよう、名づけよう⇒ラベリング
コピーライティングとして秀逸なものとよいラベリングとは別
・構造化の限界
見かけた小鳥の写真だけがある。その小鳥の種類を調べたい時にはどうすれば?
言語は全てをカバーしない
そこをWebはカバーすることが出来るはず
※では何をどのように使うか?
※は聞きながら差し込んだメモ
んで土曜日はWebSigのイベント。
運営者側なのに、バスの路面陥没で結局普通の人と同じ時間に会場入り。かなり気まずかった。
<a href="http://www.websig247.jp/2006/08/9websig.html" target="_blank">CGMからPGMへの時代へ</a>
シックスアパート執行役員河野さんの講演によるPGMという概念の説明
言葉ってなんて素晴らしいのだと思う。適切なラベリングと定義によってコミュニケーションは成り立つのだと思う。そういえば昔「俺をカテゴライズするな!」と憤ってた時代もあるなぁw
第一部は「<a href="http://websig247.jp/doc/9th/WebSig_9_decade-20060923.pdf" target="_blank">10年足跡メソッドによる自己紹介とセルフブランディングのススメ</a>」
pdfで書いてあることをなぞるつもりはないので感じたことを
・自分自身の辿って来た道を振り返りながら、当時何を考えていたかを振り返りながらプレゼンに織り込むことで、たんなる経歴紹介に留まらず、河野さんについての深い理解ができる。これはプレゼンに必須だと思った。高橋メソッドだとか、話すコツだとかではなく、伝えるべき情報をわかってるな、と。この辺高山さんの講演で話していたこととも非常に絡んでくると思う。
・河野さんの経歴として、社会人となってからモニターの向こうにいる人の存在を意識する出来事が多かったように思える。意識というものが人を導くのならば、志はその行き先を決める地図となる。文脈と関係ないけど、そんなことを考えていた。
・「考えるのは誰でもできる。だから作ったやつが偉いんだ。そして続けたやつはもっと偉い」コレ同感。どんなペースでもいいから続けなきゃ。
・「あなたはこの1年で何をしましたか?」オノヨーコの言葉らしいけど、刺さるなぁ。逆に俺は「あなたはこの1年で何をしますか?」と読み替えて、自分を進めていきたい。
第二部は「<a href="http://websig247.jp/doc/9th/WebSig_9_holistic_marketing.pdf" target="_blank">ホリスティックマーケティング CGMからPGMへ</a>」
テレビの視聴時間はホントに下がっているのか?いやいや伸びてますよ、ということだったけど、個人的にはダウトなんだよなー。自分で調べてませんが。
でもCGM/PGMを考えるにあたって問題となるのはテレビと共に提供される広告への接面だと思う。メインは広告の話だったので、あくまで広告を見せるメディアとしてのテレビという視点で考えると、広告のキャリアーとしては死に体でしょう。CM見ないし。
後の文脈と考えて、テレビの視聴時間が延びているという話と、このあとに続くCGMの話とどう繋がるのか、イマイチ理解できなかった。
んで
・お金でbuzzを発生させることが出来るのか?
・お金ではBuzzは買えない
・blogosphereを守ろう
・出会い系の釣りと同様にしてはならない
この辺は心から共感。
「クチコミマーケティングを行います」とかのたまうPR会社を見るたびに、得体の知れないイヤーな思いをしていたのですが、それを公表しちゃっていいんですね!というか。
「やれんのか、おい!」とか「殺っちゃっていいんだね?」とか「この八百長野郎!」と叫んでしまっていいんですね!というか。アイアムプロレスラー。
でもこれって冷静に考えれば当たり前のことで、ヤラセに熱は生まれないし、求心力もない。
そのあとに各メディアのリーチとリッチネスとのトレードオフの関係を示していたけど、これにコストを加えて3軸で考えてみるとどうだろうか、とか思った。
CGM、そしてPGMという変化は不可逆性の流れで、今後マーケティングってどうなるだろうかという話ですけど、、結局のところネタになりやすいフックを作ることではないかと。極論を言えば、いいものであるかなんてあまり問題ではない。
勿論いいものの方が売れやすいでしょう。けどもそれよりはネタにしやすい、話題になりやすいことの方が、2006年の今は重要。
男前豆腐なんてよく見りゃ普通の豆腐と変わらない。北海道産の大豆に沖縄の塩。そんなの今までだってあった。でもあれはネタにしやすかった。
真面目なアプローチでもウィットにとんだアプローチでも、どちらでもかまわない、それ以外の方法だってOK。生き様を熱く語るもよし、おちゃらけるもよし、この辺は女性の口説き方にも通じるような気がする。ブクブクブク。
そのフックになる道筋を作ってあげるのがマーケターということになるのでしょう。
それを正しく伝えるために、情報構造考えましょう(おお、高山さんの話と繋がった!!)
その後の質問の中で、高山さんの「今後の企業姿勢として、新しい機種が出たから今までの最新機種への愛着は捨てて新しいのを買ってください、では今後はよくないでしょう」という点、同感します。
ということで今週のセミナー2連戦はなかなか充実。自分の近い将来像も色々と見えてきた。
誰であっても自己表現は行わないといけません。Mixiだけでなく、ブログでも。
それはなにげない日常だけでなく、仕事のことや、その他様々な事象を記すことで、必ず他人との作用が生まれることを、実感するからで。
会社のブログではああいうことしか書けません。
でも、自分が考えているのはそういうことだけでないし、またそのどうでもいいようなことを欲する人が必ずどこかにいる。
自分自身も商品であり、バイラルに乗ることを考えると、これから将来、綺麗に書かれた履歴書でなく、プライベートで何を考えているのか、そういったことも正直に書き記す必要があると思う。転職に限ったことではないけどね。
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