百式主催 学習会議@NHK
百式主催のブロガーイベントに参加してきました。
『学習会議 @ NHK』へのお誘い(効率的な学習のメカニズムとは何か?)
ブロガーイベントに参加するのは、AMNココロスキャンイベントに続いて2回目。ブログイベント自体に賛否両論ありますが、自分がこのようなイベントに参加するときのスタンスとしては、
・自分自身がメディアとしての意識を持ってクライアントに接する
・単なる感想文にしない
・自分に嘘はつかない
・クライアントを貶めない(辛口批評はあっても)
こんなことを考えています。
んなわけで。
イベント自体は、4月から始まる中国語講座「テレビで中国語」の紹介。
個人的に自分の会社の事業でもある教育、そして「学習を最後まで続けさせること」について参考になる部分もあるだろうと思い、テレビメディアの人が教育についてどのようなことを考えているのか興味があった。
イベント自体の進行は、
・NHKの方より番組制作の背景の話
・ミニ中国語講座
・個人ワーク、グループワーク
・懇親会
という感じ。
半年後には連動書籍(番組公式テキスト)の売り上げが半分に落ちてしまうNHK側の認識として、
1.発音でくじける
自分も今回初めて中国語を発音してみて、初めてわかった。文章に必ずつく抑揚があって、それに従わないといけない。主語で出てくる「パンダ」と述語で出てくる「パンダ」の発音が違う、ということ。
2.文法がよくわからない
個人的には、文法に関してはそれほど難しくないと思った。単純なフレーズしか学んでいないからかも。
3.中国に対しネガティブな感情がある
正直これは否定できない。特に現在は文化の違いというだけでは済ませたくない感情がある。
4.話す相手がいない
ネガティブな感情がある以上、よほどの必要性がなければ話し相手を探そうとも思わないし、これも納得。
5.あきてしまう
「飽きずに続ける」を克服するのは大変だと思う
学習すべてにいえることだが、A.習得しようと思いたつことと、B.困難を排して達成しようと思うことの2つがあって、今回の中国語の場合は、Aの方が自分にはないこと。今回の要件のAを達成するには、NHKが自分でどうする事も出来ないことを解決する必要があるので(例えば「世界中に中国語を教えたいからグローバルな価値観を持って生活してください、チベット政策を転換してください」とは言えない)こちらについては放置。
Bの方こそ番組制作側としてできることがある。
多くの人が書いているけど、ミニ中国語講座でゲスト登場した、司会のローラ・チャンは激カワ。男性ナビゲーターのリーハオさんもなかなか男前。教育自身とは関係のないことかもしれないが、こういう餌は絶対に必要。続けさせる工夫ってこういうことだと思う。NHKが語学番組を放映していることは知っていたが、今までに見たことがなかった。でもイタリア語講座で仲根かすみが出てたことは知っている。そんなもの。
もし俺なら、山本梓がどんどん賢くなる姿を見たいがために毎週見ると思う。
また、番組のつくりとしての面白さということも改善できると思う。
見たことがないのでイメージでの話になるけど、台本どおりに進めている印象がある。「生徒がこう間違えて、こういうセリフを先生が言う」とか。台本のないテレビ番組なんてないと思うけど、あまりにあからさまだと、番組の意義を認めることはしつつも、学習意欲が減衰していくと思う。
番組のクオリティによって継続率を高めるとしたら、こういうところなのではないかと思う。
えらそうなこと言ってるけど、DHも脱落者を減らすために苦労している。やる気のある人もいれば、一生モラトリアムみたいな人もいて、それらを同じように力をつけさせてあげることは本当に難しい。
DHではクラス制を採用していて、常に自分とクラスメイトを相対化でき、また助け合う形をとっている。もちろんそれでもダメな精神的に未熟な人、それだからダメな内気な人もいるので、必ずしも正しいとは言えないのだけど、かなりの人を伸ばせていると思うので、今回NHKが導入している学習SNS、ゴガクルとの連動には大いに期待できると思う。
他にNHKが取り組んだ工夫としては、発音を音楽で覚えさせること、イメージと合わせて覚えさせること、などがあるらしい。インストラクショナルデザインの常とう手段でもあるので、どんどん工夫を重ねていけば、面白い講座になると思う。
中国に対する個人的な感情は置いておいて、他言語を学ぶことは本当に重要だと思う。片言とはいえ、英語を少ししゃべる(けどいくつかの場面ではビビッて言葉が出てこない)身として、他人と通じることの感動も知っている。少しでも英語が話せたからできた思い出もたくさんある。日本人と話していても同じだけど。特に今は中国のいい話を聞きたい、中国のいい人柄を知りたい。今、中国人の誰かと日本人の私、それぞれのアイデンティティを持って、建設的に話をしたい。そのコミュニケーションを図る場所があって、そのコミュニケーションに必要であれば俺は中国語も学びたい。
一緒に学ぶ仲間は、中国語を学ぶ日本人でなくてもいい。日本語を学ぶ中国人でいい。
例文を学ぶことよりも、話したいことがある、そのために学びたいと思えることの方が大切。学習を最後まで続けさせる一番の秘訣はニーズを作ってあげることではないだろうか。その仕組みをテレビは作ってあげることができると思う。学校と同じことをする必要なんてない。テレビにしかできないことをやってほしい。そこにIMであったりボイスチャットであったり、インターネットの仕組みをうまく活用すればもっと学習が楽しくなると思う。
そんな考えもあり、学習を継続させるための工夫を考える個人ワークは、国盗合戦の概念を自身の経済利益と結び付けたインタラクティブ性を持ったインターネットコンテンツを作成するというアイディア。グループワークでもベースアイディアとして採用されたけれども、受賞はならず。まぁ発想トレーニングとして面白かったので。
最後に、今回プレゼントとしてもらった中国語テキスト4月号の中にあったテレビ放送の紹介をして終りにしたいと。
小池栄子の表紙が目印。
3月31日 私は○○です。「是」の使い方。ある人やものが存在する状態を示す「在」の使い方。「後で会おう!」というフレーズ紹介。"ピンイン"と呼ばれるアルファベットを用いた発音ふりがなの読み方
4月7日 問いかけのフレーズ、疑問の漢字(漢字変換できず)声調と呼ばれる中国語独特の発声ルール。
4月14日 「的」という漢字の使い方、名詞と修飾語をくっつけるイメージ。「どうして?」「なぜなら~」の説明
4月21日 前3回のおさらい
教科書かと思ってたら、文化理解を促進する読み物もあってなかなか面白かった。
追伸
片言の日本語と明るい笑顔。ローラ・チャンは萌え死ねます。